4/20/2024

タイ便のグリーンアマニア調子いいわあ


 water plants loverブログ

グリーンアマニア
Ammannia capitellata
タイ便
別名アマニア・カピテラータ、ネサエア・トリフローラ

先日、お客様に教えていただいた動画に、モーリシャスの水辺を映したものがあって、その水中に生えていたのが、本種でした
流れにたなびいて、勢いよく揺れる姿がかっこよかったあ~
(ありがとう、、常連さん)
一緒に生えているのがなんだかわからなかったけど、とても素敵な水中風景でしたよ

で、これの水槽での育成についてですが、、
とっても育てやすいです

えっ、と思われた方、そうなんですよ
グリーンアマニアってクセあるよね~って私も思ってるのですが
それって、別名のエナガアマニアで流通している国内ファームもののほうで、このタイ便のものは、クセがなく育てやすいんです、、
pH、KH低くしなくても大きく良く育つし
じっさい、現在うちにある国内ファームのエナガアマニアはばっちり手こずっています、、

見た目も、タイ便の方は気中葉が気持ち薄い感じで、茎葉の赤色も乗りやすいし、雰囲気異なります
沈水葉も、タイ便の方は赤みが出やすく、エナガの方は緑が基本になってます

カッセルマンの500図鑑の方にも、産地による育てやすさの違いが書かれてあります
気難しいほうは、90年代初頭にマダガスカルのTamataveの30Km南で採取されたもので、山﨑先生が見られたアムピタベ湖のものと、距離的にも近いし、同じかどうかはわかりませんが、少なくともタイプは同じものかと思います
同時期ですし、アテンドするガイドが何人もいるわけではないでしょうしね(アポノゲトン・ゴットレベイのゴットレベ氏)

育てやすいほうは、2000年にカッセルマン自身で見つけられたもので、山﨑先生が見られたアムピタベ湖からは60kmほど北に行った場所になります。解説に書かれた特徴を読む限りタイ便のグリーンアマニアとよく似ています
同じものかどうかは確かめようもないので、わからんなあ、、としか言いようがないけど、、ねえ、、といったところです

で、今回言いたかったのが、モーリシャスの動画のカピテラータが、育てやすい方のカピテラータに似ている~、というただそれだけなんです、、
でも、急にそれだけ言っても伝わりにくいので、ながなが書いてみた、、という事でした

ちなみにモーリシャスにも分布はふつうにあるので、あっても不思議はないんですよ
タイプはたまたま似ていたということでしょう

あと、「エナガアマニア」は、アムピタベ湖のものに山﨑先生が付けられた通称名なので、タイ便のものがあきらかに別のバリエーションだと気づいてからは、タイ便のものにエナガアマニアという別名は使わない方がいいかなあと思って、最近は使わないようにしています

最後にひとつ
クセのある方は維持しておかないと、無くなるかもと心配しております
というのも山﨑先生由来の由緒あるものですから、、、
じゃなかったら、育て難いものが消えるのは摂理なので、かまやしないのですけど、、
やっぱり残したいですよね、、それがロマンですよ