Cryptocoryne albida 'Costata'
コスタータはアルビダに。
以前はアルビダと別種とされていたコスタータですが、現在は分類上、アルビダに統一されてています。そのため、アクアフルールから来た「Cryptocoryne costata」も、正しくは「Cryptocoryne albida」となります。ただ、これだと区別しにくくなるので、趣味の世界で、アクアリウムプランツとして表記するなら、「Cryptocoryne albida 'Costata'」となり、これで、アルビダのなかの、コスタータというバリエーションのひとつなんだという事が分かりやすくなります。うちのwebshopの解説ではこういう表記にしてあります。
アルビダはクリスパチュラグループに属する細葉のクリプトです。栽培が容易なこともあり、アクアリウムプランツとしてはポピュラーな存在になっています。タイとミャンマーに分布し、主にタイで採取され栽培されたものが流通していると思われます。
サイズは通常20センチくらいと、細葉クリプトのなかでは小型に属します。レイアウトでは前景と中景のアクセントにちょうど良く、石や流木の手前や横に添えることも可能です。もちろん小型水槽で楽しむことも出来ます。葉の長さ、細さのサイズ感が小さなケースにもマッチして、小型魚との相性も抜群です。ミャンマー系の小型種と合わせたらおしゃれだと思います。
水槽内での葉色は緑から茶色で、バリエーションも豊富。コスタータが別種とされていたのも、別種としたくなるくらい見た目に相違があったということでしょうね。ファームごとにも違いがあって、コレクションも楽しい種類です。リストにどちらかの名前があったら、ついついオーダーしてしまいます。本場タイのファームでは、「コスタータ」、「アルビダ・ブラウン」、「アルビダ・グリーン」、「アルビダ・レッド」と4種類ものアイテムを揃えています。大きくならないので集めても邪魔にならないのがいいですよね。
ベトナムだったかカンボジアだったか、どこのファームか思い出せないのですが、赤みがほとんど入らない緑色のものがあった覚えがあるのですが、あれ、もう一回欲しいなあ。それとも別種だったのかなあ。こんなことを考えていると楽しく一日が過ぎていきます。