1/09/2023

耐寒性抜群!メダカの冬ごもりにオススメです!

water plants loverブログ


ミズハナトラノオ

Physostegia leptophylla

北米原産のシソ科植物 英名Water Obediant Plant、Slenderleaf False-Dragonhead

氷が張っても青々としているくらい耐寒性の強い、冬にオススメの水生植物です。

屋外で越冬可能な水生植物はたくさんありますが、地下で冬越しするものがほとんど。冬期間は地上部が枯れこみ、見た目に寂しくなってしまいます。

常緑で冬越しする水生植物もあるにはあるのですが、その種類はごくわずか。しかも、寒さが厳しくなるにつれ茶色になったり、葉が少し傷んだりしがち。そんななか、水中で青々している本種はめずらしい存在。どうしてもさびしくなりがちな冬のメダカ鉢には貴重です。

水中で葉を茂らせてくれるので、メダカの冬ごもりにぴったり。冬の数少ないグリーンとしても鑑賞価値は高いですよ。

東京、千葉で育成した経験では、屋根のない屋外で、厚く氷が張っても、しばらく雪が積もっていても、ずっと青々したまま、なんの問題もなく水中で越冬しました。私の経験上、常緑でここまで寒さに強い水生植物は他に見たことがありません。さらに寒い地域、東北や北海道でどうかはわかりませんが、メダカを越冬させている環境であれば、試してみる価値はあるかと思います。


ここで気になるのは、耐寒性が強いという事は、暑さに弱いの?というところだと思います。でも、大丈夫。耐暑性もしっかり兼ね備えています。
夏は姿を変え、水上に長く伸び出て来てお花まで咲かせてくれます。高さは50~60cm。花を付けると70~90cmほどに。園芸が趣味な方ならわかるかもしれませんが、ハナトラノオ(カクトラノオ)によく似たお花です。というのも両種は同じ属の仲間。花付きも良く水鉢を美しく彩ってくれます。
用土は赤玉単体でOK、水草用ソイルでもかまいません。生育期に化成肥料を施します。植え替えは1~2年に一度春先におこないます。とくにかかりやすい病害虫はありません。
冬は水中で緑を、夏はきれいなお花を、1年中楽しめるという意味では、とても優秀な水生植物と言えますね。

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