2/02/2023

新入荷!アヌビアス・ナナ・‘スターダスト・ギガンティア’

water plants loverブログ



アヌビアス・ナナ・‘スターダスト・ギガンティア’

Anubias barteri var.nana 'Star Dust Gigantea'

タイ便

新着種です。

スターダストは白く抜ける主脈が一番の特徴。彗星が尾を引くように細かな白点も散る、たいへん美しい品種です。

今回入荷した新品種ギガンティアはさらに、側脈も白く抜けるのが目立ちます。初期のスターダストとは趣が少し異なると印象。白い線がにじんだような感じではなく、はっきり入ってます。そのせいか細かな白点はあまり目立たず、初期タイプの淡い感じを見慣れた目で見ると、ぱきっと鮮やかに感じられます。

葉の形も葉先の丸っこい広楕円形から、葉先のシャープな卵形に変っています。



私の第一印象は、ドライだなあ、というもの。

組織培養苗が出されてからそれほど日数が経っていなくて、高湿度環境で育てられたようなウェットな質感ではなく、ある程度、湿度が低い(とは言え常湿ではないですよ。以前、タイのファームで見せて頂いたナナの栽培環境はハウス内ハウスで、湿度の決して低いところではありませんでした。蛇足…)環境で日数をかけて仕立てられた質感に感じました。分厚いわけではないけど、パリッと張りがあって強そうという感じ。これは弱くないぞと好印象を受けました。



第二印象は、白線が残りやすそうというもの。このサイズまで育てられてこの線の感じという事は有望だと思います。陰に隠れた葉の白線も弱くないし、緑葉ががっちり濃い緑で、この白い抜けはよい品種だと思います。



第三印象は、思ってたよりだいぶボリューミーだったというもの。株によって違いは多少ありますが、分枝しているものが分けられずにそのまま来たなあという、うれしい誤算です。初回だったからかもしれませんが、これからの輸入でもこの状態が続くといいですね。まだ小さい株も多く、数か月は分けるのがためらわれますが、いずれは結構な株が取れると思います。お得感はありますね。


とは言え、第四印象は高価だなあというもの。うちで高い値付をしているのではなく、仕入れが高かったんです。海外だともうちょっとお安いんですけどね、それを言ってもしょうがない。ずっと欲しかったし、実際、ものも良かったしで、water plants loverのラインナップに加わりました。



最後に名前問題ですが、ギガンティアは大きいということですが、大きい?って言われそう。これも向こう様が付けたものなので従うまでです。

たしかに初期のスターダストやスターダスト・ミニに比べると、大きいのは間違いないですが、ちょっと大げさな名前という感が否めないような気が…それを含めてのギガンティア、って、おじさんがおじさんみたいなこと言ってしまいました。

冗談はさておき、お値段なりの満足度も大きい種類であるのは間違いなさそうです。

(高城邦之)

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