6/30/2024

アポノゲトンの不明種


water plants loverブログ

先日書いたアポノゲトンの芽生えのブログ
常連さんから
マニアック過ぎますよ~と言われてしまいました

ハハハ、そうですかね~
と言いながら

虚飾無しで
ほっこり記事のつもりで書いていた私、、
ほっこりでにっこりで、、

しかも、ぜんぜん出て行かないあのアポがあわよくば売れたらいいなあくらいに思っていたのですが、どうやら違うらしい、、どおりで、、

ということで、さらにほっこり記事をお届けできればと思い
今回はアポノゲトンの不明種についてです
にっこり、、

アポノゲトン・ナタンスとして
シンガポールのオリエンタル社から入荷したもの
これが謎でして、、

沈水葉も浮葉もナタンス種とは異なるので、ナタンスの線は早々に消していました
花が咲いて二股になったのでそれは確実に
それで、これは何だろうと考えました、、

二股の花が咲くアジア産の種類はほぼ無く
ベトナム産のロビンソニーは栽培経験があり、沈水葉が異なるので、違うのはすぐにわかり
インド産のサタレンシスは花の色形も違うし、そもそも抽水葉を出すので、これも違うと結論
最近記載された種類も浮葉のサイズ、沈水葉の形がまるで違うしで、、

その後、あたりを付けたのがマダガスカル産の種類
マダガスカルやアフリカには二股の花が多いのでそっちだろうと、、
分布や国際情勢考えたら、大陸よりはマダガスカル産があやしいと狙いを付けました

ある種類に狙いを絞って観察を続けていました
屋外での栽培もおこない、花を待っていたのですが
それよりも先に水槽で結実を確認
一株で、、

私があたりを付けていたのは雌雄異株だったので
違っていたようです

振り出しに戻る、、
ああ~

それにしても特徴的なフルーツ
だいぶ変わっていますよ、、


探してみたら水底で芽生えてるじゃないですか、、
青唐辛子のような形の種子

あれっ
どこかで見た覚えが、、
とここで思い出しました

ドイツの方がフェイスブックでラオス産のロビンソニーで紹介してたやつだ
(この方Terniopsis chanthaburiensisとか育ててるおもしろい方です)
当時は流し読みしてたけど
見直したら花も浮葉の特徴、サイズ感もぴったり
青唐辛子も写ってる、、

慌てて調べなおして、おもしろい記事を発見
ラオス産のは浮葉をバシバシ出して、種子も付けるけど
ベトナム産のは長い沈水葉出して、ちゃんとした浮葉は付けず、種子も確認できていないと、、
それで、
ラオス産の浮葉のタイプを本来のrobinsonii
ベトナム産の、私たちがいわゆるロビンソニーだと思っていた種類がeberhardtii
じゃないの、、という事になっているらしい、というもの

eberhardtiiはrobinsoniiのシノニムになっているけど復活させて、ということなのでしょう

へえ~
その後、正式にどうなってるかまでは知らないけど、、

なまじ栽培経験あるから、しょっぱな除外していた、まさかのロビンソニーが急浮上とは、、
疑うべきは自分ですね、、

オリエンタルのものの産地がどこかは知りません
ラオスかもしれないし、違うかもしれないし、わかりません
オリエンタルの社長がいらしたときに聞いておけばよかったわ、、

種子だけじゃなく、株分けでも増やせるって、それはいわゆるロビンソニーと一緒ですね
安価に入荷する種類なので、わざわざ増やすこともないのですが、
花咲いて、種子落ちて、芽が出て、増えたら
ほっこりですよ

というほっこり記事でした

あわよくばという事で、通販でも売ってますよ